豊島区のこどものまちは今回で7回目。そして初めて初日に満員御礼。
初日はスタッフもあたふたしているのに満員だったので本当にいろんなことが起きました。
これから参加しようとしている方はびっくりするかもしれませんが、こどもが自由にするとはこういうことです。でも大人の社会も実際は似たようなことが起きているはずです。
こどもがそのまま大きくなってるだけですからね。
寄付をしない大人と寄付をするこども
こどものまちはざっくり運営資金の1/3が入場料、1/3助成金、1/3寄付金という内訳。会場で寄付を募っているんだけど
参加した子は精一杯自分ができる額を寄付してくれて
寄付しない大人は「寄付しました」といってシラを切ってでていった 。
嘘つかなくても良くないですか?
寄付をする子どもはなけなしのお小遣いを、しかも自分はもう参加しないのに寄付していくけなげさ。この価値のある715円をみてください。

しかし残念ながらもっと良くないお知らせが。お店のお金を盗んでいるかもしれない子がいます。
帳簿が合わないんです。 実際に怪しいそぶりの子がいました。 それ犯罪ですよ?ということで本当に横領してたら止めに行きますよ。精霊でも必要な時はガツンといきますよ。だって大人になって本当の犯罪しちゃまずくないですか?
そんなリアルすぎる社会体験やってます。

公園で走ってイエローカードを貼られて泣いた子
過剰な取り締まりを理由に警察が廃止になったのが2019年。「安全パトロール」と名前を変えて数年やってきたけど、またまた過剰取締りが問題になってます。
公園で走っていて安全パトロールの子に「走った!」とイエローカードを貼られた。
確かに走らず移動してねと書いてあるさ。走ってたんだから取り締まって何が悪いんだって揉めるんだろうね。でもこちらも意見をぶつけさせていただきますよ。
警察とか安全パトロールとか、名前はどっちでもいいんだけど、相手に罰則を与えられる立場の人が権力をふりかざして弱いものいじめをするのがだめなんだよ。精霊でも必要な時はガツンといきますよ。この難しい話小学生に伝わる?
こどものまちには一人で来ることをお勧めします
友達と一緒の仕事ができなくて泣いてしまう子もいれば、それぞれのやりたいことをするためにバラバラになるグループもありました。いろんな子がいるね。
お仕事体験のいいところは一緒に仕事をしていると他の子と仲良くなれること。
一番やっちゃいけないのは、親が「友達と(もしくはきょうだいと)一緒に行動してね」と送り出すことです。せっかく自由なこどものまちに来るのに自由を奪ってどうする?
活発な議論が行われた議会
もちろんいいこともとてもたくさんありました。今年初めての取り組みである朝議会やリーダー研修に来てくれる子が思いのほか多かったです。
そのおかげで議論もすすみました。しかし決定までに至る力量はなく。
どうやら議会の職についた子達はルールを決めることよりも「まちの掃除をして僕たちの好感度を高めようぜ!」と掃除をすることに興味が向いたらしい。本物の政治家みたい!とスタッフ大笑い!

お金持ちや議員だけじゃない、こどもたちのすごいところがたくさん!
一人でどうしたらいいかわからないでじっとしている子を呼んで、他の子に「この子もグループに入れて一緒に仕事して」と気を使えるリーダー。
下手くそな新人大工にそっと手を差し伸べる先輩大工。
自分が納得いく商品ができるまで、糸を解いては作り直した革工房の粘り強い男の子。しかも高値でうれたって。
こうして悪いことも良いこともぜんぶひっくるめてこどものまちが出来上がります。
大人が管理すると悪いことは排除されてしまいがちだけど、社会に出たらいろんなことが起きます。悪い人もいます。将来社会の荒波で我が子はどんな目に遭うのか〜例えば詐欺に遭いやすいとか、ものをなくして弁償するとか、営業が得意で大金持ちになったり、逆にギャンブルでお金を無くしたり。
その子の性質を理解して将来への知恵を授ける。こどものまちでの体験を通して親子で考えるきっかけになったら嬉しい限りです。
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